シトワイヤン、行こう!カナダへ

宝塚歌劇を愛しながらカナダへ留学する人のブログです。

No more カフェ難民

これは割と以前から感じていることなのですが、

ビクトリアって、結構いつでもカフェが空いているんですよね。

学校終わりにお友達と「ちょっとお茶しましょ、

そうだあのお店に行きましょう。」となった時に、

そのお店が満員で入れなかった…ということは今のところ無い。

この前なんて、土曜日の14時にダウンタウンのメインストリート

沿いのカフェに入ったのに、お客さんが3人くらいしかいませんでした。

(これはそのカフェが不味いとかいう話ではないですよ。)

 

私は京都に住んでいたのでその周辺を例に出すのですが、

例えば週末のお昼に河原町や梅田で遊んでいた場合、

14時にカフェに入るのってけっこう一苦労じゃないですか?

ちょっと喉乾いたねぇ何か飲みたいねぇ…と思っても、

あのお店も、このお店も、あぁもうドトールも満席だわ…となって、

仕方なく列に並ぶか、運が良ければ奇跡的に1席見つけられるか、

最悪の場合カフェ探し自体を諦めたことだってあったので、

週末のビクトリアでダウンタウンの目立つ所にあるカフェに

すんなり入れたことに驚いてしまいました。

 

ビクトリアはカフェがべらぼうに多い街!ということもないと思うので、

たぶん人口密度が全然違うのでしょうね。

ありがたい密度です。たまに選んだケーキが暴力的に甘くても、

あまり文句は言わないことにします。

コーヒーと紅茶と。

本日は、ビクトリアのカフェ情報を2件。

 

「Macchiato Cafee & Paninoteca」

f:id:pitablog:20170730195052j:plain

写真が非常に雑ですみません。

インナーハーバーの割と近く、ブロード通りにあるカフェです。

日本人の友人による、「カザフスタン人におすすめされたんだ〜」

という信頼度未知数な紹介で訪れました。

店名に「マキアート」と付いているくらいなのだから、

マキアートを注文すべきなのだろうな…とは思いつつも、

あっさりと誘惑に負けてホットチョコレートをオーダーしました。

f:id:pitablog:20170730195051j:plain

このホットチョコレート、とても美味しかったです。

私は甘々が好きなので上にクリームもたっぷり乗せてもらって。

写真ではなぜか悲しくなるくらい生気のない色合いなのですが、

本当に、美味しかったんですよ!

店員さんの雰囲気も良かったです。おすすめ〜。

 

 

「VENUS SOPHIA TEA ROOM」

f:id:pitablog:20170730195049j:plain

よし、こっちの写真はちゃんと撮れている。

チャイナタウンにあるのにチャイナ感ゼロの紅茶のお店。

アフタヌーンティーが楽しめるので、ガイドブックにもよく載っています。

今回は一人でふらふらと訪れたので注文していませんが、

優雅なアフタヌーンティー(お皿段々のやつ)、いつかやってみたいですね。

f:id:pitablog:20170730195050j:plain

今日はシンプルに紅茶とスコーンです。

紅茶の種類がたくさんあって、選ぶのが楽しいです。

写真は「サマーチェリー」か何かいう、旬っぽい紅茶です(うろ覚え)。

スコーンも柔らかめで優しい味わいで癒されました。

案内してくれたお姉さんも綺麗でめちゃくちゃ優しかったです。最高。

 

色んなカフェにどんどん行くぞ〜。

ここへ来て、英語の壁

私は基本的に自分の悩みを人に相談したり、

ましてやネット上に書き込んだりすることなんて普段は無いのですが、

このブログは留学中に起こったあらゆることを

記録していくという位置付けなので、

少々ネガティブなことも書いてみようと思います。

 

これまでのところ、割と安定したメンタルでカナダ生活を

送ってきた私ですが、実は今週に入って落ち込んでおります。

原因は最初からもうハッキリと分かっていて、

今週から語学学校のクラスが1つ上のレベルに上がったから、です。

うちの学校は、一定の週数が経過すると全員が自動的に次のレベルに

行かなければならないシステムなっているので、

これは私の実力云々とは関係のないレベルアップです。

もちろん交渉すれば元のレベルに戻ることは可能なのですが、

とりあえず一度は挑戦することを求められます。

 

私は今まで6段階(6が上)中のレベル5にいたので、

今週から最上の6になったわけです。

…え、凄いって?…いや全然凄くないです。

凄くなさを嫌というほど感じたから今落ち込んでるんです。

新しいクラスに参加してから気づいたのですが、

この一番上のレベルってこれ以上の実力の上限が無いんですよね。

レベル5の文法をようやく理解して、これが日常会話で少しずつ

使っていけるようになれたら良いねぇ、という状態の私と、

最初から日常会話なんて問題なくペラペラだけど同じ学校にやってきた

ドイツ語やスペイン語母語の人たちが、同じクラスに放り込まれるわけです。

彼らと自分を少し比べるだけで明らかに大きな実力の差があるのは分かるし、

それだけでもかなり気後れするのに、そんな状態でいきなり

主張を求められるディベートなんかをさせられたもんだから、もう…

そしてもちろん先生も今までと違う人で馴染みがないし、

先生が変わればクラスの進め方も変わるし…

 

今これ以上あのクラスに居続けると本当に気が滅入ってしまいそうだったので、

今日はリフレッシュのために学校を休みました。

そして布団を洗うなどしています。あとでスーパーにも行きます。

 

…ここからどうしましょうかね。

会話の授業だけはもう、速攻で「レベル5に戻してくれ」とお願いしたので

来週から戻れるはずなのですが、文法と読み書きの授業をどうすべきか…

という感じです。文法はこのままでも良いかもしれない。

5に戻って同じトピックを繰り返すのはあまり意味がないと思う。

読み書きも、6で頑張ってみる…か…?

(日本語でも「話す」より「書く」の方が好きなので、

「書く」ことに関して少し変なプライドを持っている私。)

 

まっっったく英語が分からない状態でカナダにやってきて

学校初日に「授業についていけなくてツライ(>_<)」

と落ち込んでいる人たちを「あらあら…」という感じで見ていた私でしたが、

明日は我が身でした。謙虚に、謙虚に、勉強しましょう。

バンクーバーへ小旅行

前回の記事↓でオペラ座の怪人について書いたので、

pitablog.hatenablog.com

 今回はそれ以外のバンクーバー観光について書きます。

 

ただこの小旅行、7/15〜16の土日で1泊して行ったのですが、

私の中では完全に日曜日のミュージカル鑑賞がメインだったので、

後は全てオマケというか…これといった計画も練らずにダウンタウン

うろうろしていただけなのですよ…。だから情報量の少なさったら…。

ま、でも一応写真は撮ったので、記録として書いておこうと思います!

 

「ブロードウェイのミュージカルを見に行くのに

激安宿に泊まるのは何か嫌だ」という謎のこだわりを発揮して

ホテルにそれなりのお金を使ってしまったため、

ビクトリア・バンクーバー間の移動は最安の方法を使いました。

バス→フェリー→バス→スカイトレインです。(帰りは逆。)

f:id:pitablog:20170722102108j:plain

フェリーは揺れも少なく売店もあってなかなか快適です。

デッキに出てすれ違う船に手を振ったりしましょう。

 

バンクーバーダウンタウンに到着したら、そこは、大都会!

f:id:pitablog:20170722102112j:plain

いやぁぁぁぁ引っくり返りそうになりました。

ビクトリアには高層ビルも電車も無いのでね。

この2ヶ月間、バスと徒歩以外の移動手段を使っていなかったし、

最上階が見えないビルなんてどこ探しても無かったし、

視界の右側で何か動いたから「人かな?」と思ったら鹿だった。

みたいな世界で暮らしていたので、久しぶりの都会に気分が高揚しました。

ビルに太陽光が反射している。道路が混雑している。大勢の人が行き交っている。

のんびりビクトリア生活で緩みきった全身のネジが

ギュッと締め直されるような、そんな感覚でした。

 

ハーバーセンターというビルに行くと、

この大都会を見下ろすことができますよ。

f:id:pitablog:20170722102109j:plain

ビル群のすぐ横に海や緑豊かな公園があって、

街と自然が隣り合わせなのが面白いですね。

 

公共図書館も桁違いの規模ですよ。

f:id:pitablog:20170722102113j:plain

何これコロッセオ

 

f:id:pitablog:20170722102114j:plain

中に入っても凄い吹き抜け。

ショッピングモールではない。これは図書館。

日本語の本もたくさんありました。多民族国家だなぁ。

 

でもバンクーバーは高層ビルだけではありません。

ギャスタウンへ行けばレトロな街並みが堪能できます。

f:id:pitablog:20170722102110j:plain

写真にうつっている蒸気時計が名所なのですよね。

観光客もいっぱい。ただレトロな街並みとなると、

やっぱり雰囲気がビクトリアに似てきますね。

 

バスに乗ってスタンレーパークへ行けば、

海の向こうにそびえる高層ビル群を眺めることもできます。

f:id:pitablog:20170722102111j:plain

散歩の民とサイクリングの民がたくさんいました。

確かにここで自転車乗るの気持ち良いだろうなぁ。

 

終始「都会だ!都会やで!都会!ははは!」と

舞い上がっていたら2日間が終わりました。

日本にいた時は大阪も東京も平然と歩いていたのに、

私はこの2ヶ月間で一体どうしてしまったんだ。

 

 

バンクーバーは都会だけど、不思議とゴミゴミとした

息苦しい感じはしません。「爽やかな大都会」という印象でした。

(気候が良かったという要素が多いに関係している気もしますが。)

交通手段もお店も食べ物も自然も何でもある。日本の物も何でも手に入る。

お昼ご飯は牛角に行ったし、ソルティライチを買って飲んだし、

ホテルのフロントは日本語で対応してもらえた。

たぶん他の国の物も同じように集まっているのでしょう、

こりゃあ「住みやすい街ナンバー1」に選ばれるのも納得です。

 

ただ…一方でなんだかビクトリアが愛おしくなってくるんですよね。

誰が見たって美人で綺麗な着物を纏った貴姫様にうつつを抜かしていたら、

「江戸の姫様方に比べたら、こんなおなご、さぞ可笑しかったじゃろ?」

と、田舎の泉が寂しそうに言ってくるあの感じ。

そんなことないよ!お前も十分美しいよ!いやお前が一番だよ!!

よし、ビクトリアに帰ろう!!!

みたいな、そんな気持ちになりました。

 

普段はのんびりゆったりビクトリア生活、

たまに背筋を伸ばすためにバンクーバー、というスタイルが

私には合っているかなぁと思いました。

カナダにいる間にもう1回くらいは来よう。

バンクーバーでオペラ座の怪人

先週末、バンクーバーへ小旅行して

ブロードウェイの北米ツアー、オペラ座の怪人を観てきました。

The Phantom of the Operaですよ。

カナダに来て10日後くらいに勢いで購入したチケットです。

その時の記事はこちら↓

pitablog.hatenablog.com

 無事に見に行けてよかったです。

 

初上陸だったバンクーバーの街の感想はまた後日書くとして、

今回はオペラ座の怪人のお話を。

会場はダウンタウンにあるクイーン・エリザベス・シアターでした。

f:id:pitablog:20170720142240j:plain

でかでかと掲げられてるとテンション上がりますね。

 

かなり時間に余裕を持って会場に到着し、

終始一人で静かに座って観劇していたのですが、

会場の雰囲気が日本とは全然違ってびっくりしました。

いや、以前にも海外で観劇をしたことはあるので雰囲気は知っていたのですが、

久しぶりだったので(そしてその間に宝塚大劇場に行きすぎていたので)

すっかり忘れていました。

皆さんポップコーンは食べるわジュースは飲むわ足元に空き瓶転がすわ

テーマソング流れてきたら「フウゥ〜!!!」とか言うわで

大騒ぎ。映画を見るのと同じ感覚なのかな。

もちろん私も心の中で「フウゥ〜!!!」なのですが、

感情を積極的に表現するタイプの客席はやっぱり新鮮でした。

 

公演自体は、言うまでもなく良かったです。ブロードウェイだからね。

巨大なシャンデリアが落ちてきたり、方々で火柱が上がったり、

大きなピストル音が鳴ったりと迫力のある演出も多く、

「ショー」の要素が強いなぁという印象でした。

もちろん火柱とかは上がる度に客席が「ワ〜ォ!!」と言います。

 

あらかじめ予習をして行ったのでストーリーは大体追いかけられたのですが、

セリフ(というか、ほとんど歌詞)は全然聞き取れなくて

やっぱりかぁ…という感じでした。

ビブラート強くかけて歌われると日本語でも何言ってんだかさっぱりの時あるし、

発声方法も日常会話とはまるで違うから!と自分に言い聞かせました。

そりゃ、聞き取れるようになりたいけれど…。

 

しかし、オペラ座の怪人は悲しい物語ですね。

むかし劇団四季で見たときもそうだったのですが、

今回も観劇後に少しシュンとした気持ちになりました。

醜い顔に生まれたばかりに誰からも愛されなかった怪人が、

結局幸せになれずに消えていくお話…。

 

でもやっぱり観劇中に何回か思ったんですよね、

だいもんさんのファントム見たいなって…。ふふふ…。