シトワイヤン、行こう!カナダへ

宝塚歌劇を愛しながらカナダへ留学する人のブログです。

ザ・ラストデイ

友人たちとの最後のご飯も終わりまして、

荷造りも7割方目処がつきまして、

いよいよ明日帰国します。

 

5月に日本を飛び立った時は、カナダに全くもって一人も

知り合いがおらず、誰とどんな家に住むのかすらよく分かって

いなかったけれど、今となってはそのことが信じられない…

と感じるほど、ビクトリア生活は自分の日常となりました。

こちらで仲良くなったお友達、ルームメイト、学校の先生などを、

今年の5月12日の私はまだ誰一人知らなかったんだよな…と思うと、

遠い過去のことを想うような、不思議な気持ちになります。

 

海外生活はおろか、生まれ育った土地を離れるということ自体が

初めてだった私にとって、この留学は非常に大きな挑戦でした。

異国の地でさぞ落ち込むことだろう、体調を崩すことだろう、

と様々なトラブルを危惧しつつ海を渡ってきました。

でも、いま改めてこの6ヶ月間を振り返ってみても、

思いの外すんなりと快適に生活していたように思います。

「日々頑張っています!!!」という必死な感じが、正直あまり無かった。

それはもちろんカナダの各方面の人達が私を助けてくれていた

というのもありますが、「日本に帰る場所がある」というのも

大きな心の支えになっていた気がします。

実家しかり、仲の良い友人しかり、宝塚歌劇しかり。

人によってはこれがホームシックの原因になる場合もあると思いますが、

私の場合は「日本に帰ればこれがあるから、カナダで少々

上手くいかなくても大丈夫」と、焦りを取り除く方向に働いてくれました。

 

そしてもう一つ、「ビクトリアが本当に良い街だった」というのも

この快適生活の大きな要因となっていたに違いありません。

小さな街でエンタテインメント性には乏しいけれど、

空、海、木、芝生、花がただ、ひたすらに、綺麗。

日本にいる時は、たとえ外が抜けるような青空であっても

「おぉ、青空。」とだけ思って一日中家の中で過ごすような人間だったのですが、

そんな私が「これは外に出て散歩しなければもったいない!」と思って

しまうほどの美しさが、ビクトリアの自然にはありました。

数日前、帰宅が夜遅くなった日にふと空を見上げたら満天の星空で、

その時になんだか改めて、あぁこの街を選んで良かったなと思いました。

(そのすぐ後に鹿が目の前をダッシュで横切ってびっくりしたけど。)

 

今は明日帰国するというのが信じられないけれど、

ひとたび日本に着いたら、今度はカナダで暮らしていた

ということの現実感が無くなるのだろうなぁと思います。

いやぁ、半年間って長いようで短いようで、

でも半年あれば色々な思い出ができるものですね。

人生のこのタイミングで留学して、ビクトリアを選んで、良かったです。

カナダはもうすっかり秋。紅葉も真っ盛りです。

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ではこの辺で。

 

 

シトワイヤン、帰ろう!日本へ!!!