シトワイヤン、行こう!カナダへ

宝塚歌劇を愛しながらカナダへ留学する人のブログです。

たこ焼きシェフ

少し前の話になるのですが、

私が日本食スーパーで塩昆布とめんつゆをカゴに入れてウキウキしていたら、

見知らぬカナダ人のおじさんに「日本人の方ですか?」と声をかけられました。

「はい。」と答えると、「これは日本で有名ですか?」と、

棚に陳列されていたたこ焼き粉を見せられました。

日清製粉のやつだったので、「あ、有名ですよ。」と答えると、

「これと、どっちが良いと思う?」と、オタフクのやつを見せられました。

どっちの粉が良いかは正直わからなかったので、

「これも有名なメーカーなので、どっちでも大丈夫だと思います。」と答えました。

 

するとおじさんに、「お時間ありますか?

たこ焼きの材料選びを手伝ってくれませんか?」と頼まれました。

お時間は存分にあったので、快く手伝うことにしました。

おじさんのたこ焼きデビューの出来が私の双肩にかかっています。

頑張らねば。

 

お「キャベツは家にあるから大丈夫なんだ。次はマヨネーズ。

  有名なのはどれだい?」

私「これ(キューピー)ですね。」

お「あ、同じキューピーで小さいサイズがあるね。こっちにしよう。」

私「ソースも要りますよ。」

お「ソースはもうカゴに入ってるよ。ほら。」

私「(ほんまや。)」

お「日本人の友人がレシピを送ってくれたんだ。あとは…肝心のタコだね。

  タコはどのくらいの大きさに切れば良いんだい?」

私「……たこ焼きマシーンはお持ちですか?」

お「持ってるよ!」

私「(持ってるんかい。)じゃあ、そのたこ焼きマシーンの穴の

  大きさによりますねぇ…もちろん穴よりは小さく、

  真ん中にポンと置く感じで…。」

 

ここで知らない女性が登場

 

お「おーおーマイワイフ!良いたこ焼きシェフを見つけたんだよ!」

私「(I am たこ焼きシェフ…!)ハ〜イ!」

ワイフ「ハ〜イ!これで5人分足りるかしら…?(タコの足を持っている)」

私「(分からん…!分からんけどなんとなく5人分にしては小さい気がする…!)

  もうちょっと、もう少しだけ大きめのやつが良い…かな…?」

お&ワ「なるほどなるほど!ありがとう!!!」

 

2人でお会計を済ませて満足気に帰って行かれました。

少しはお役に立てたようだし、ほのぼのとして楽しかったのですが、

結局あのタコの量、あれで良かったのかな…?

と、今でも時々ふと思います。