シトワイヤン、行こう!カナダへ

宝塚歌劇を愛しながらカナダへ留学する人のブログです。

祝!望海風斗様 雪組次期トップスター決定!

本当は今日、自分の英語の勉強方法についての記事を

書こうと思っていたんですけれども、

そんなことは最早どうでもいいですね。だって

 

だいもんさんが雪組の次期トップスターに決定したのだから!!!

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

私は以前から

雪組の次のトップはだいもんさん、

相手のトップ娘役は真彩希帆ちゃん、

大劇場お披露目公演はファントム…」

と、呪い(まじない)のように唱え続けていたので、

まぁファントムは高望みだとしても、こんなに嬉しいことがありますかって!

きゃーーー!歌え!踊れ!

自慢の声を披露しようメインディッシュが運ばれてくる前に〜!

きゃーーーー!

 

だいもんさんのブリドリで希帆ちゃんが「(望海さんに)ついていきます!」

ってキラキラした目で言っててさ、それなのに2人とも雪組星組

それぞれ組み替えになっちゃって、でもまた雪組で再会して2人でトップ!

最高!!夢かな?幻かな?夢!!よっ!夢を売る男!!!!

 

 

私は5月〜10月までカナダにいる予定なので

プレお披露目は見られないんですけれども、これはもう仕方ないですね。

私が帰ってくるまでは、だいもんさん、琥珀色の雨にぬれてるんですね。

風邪ひかないようにしてくださいね。

そして11月に大劇場で

「皆様、本日はようこそ宝塚大劇場へお越しくださいました。

雪組の望海風斗です。」

を聞けることを、楽しみにしております!!!

 

いやーーーー嬉しい!

留学のため、これまでにした準備

3月に入りました。

つい先日、「留学行くって言ってもまだ半年先の話だよ〜ははは〜」

と言っていたのに、気づけばもう3月に入っています。早。

 

自分で一旦整理する意味を込めて、

これまでにした準備をまとめてみたいと思います。

ただ、退職に伴う諸々の都合もあって、そして私の性格もあって、

割と早い段階から用意周到に事を進めているので、

実際出発3ヶ月前の段階でここまで完了している必要はないと思います。

留学カウンセリングの方にも

「ぴたさんは本当に早くから着々と準備を進めてくださって…」と

10回ぐらい言われました。性格が出るね〜。

では。

 

◇語学学校◇

語学留学するのだから、学校を決めないことには。です。

と言っても、ビクトリアには無数に語学学校があるわけではないようで、

そして私が通う英会話スクールと契約されているビクトリアの学校は

ほんの数校しかなかったようで、あまり選択肢はありませんでした。

学校の良し悪しは行ってみないことには何とも…なので、

まぁ、行ってからのお楽しみということで。

週5日、9時から15時くらいまで授業があるコースを申し込みました。

英語漬け。

 

◇滞在先◇

語学学校を申し込む時に一緒に滞在先も予約しました。

シェアハウスです。

留学の際はまずはホームステイ、慣れてきたらシェアハウス。

というパターンが多いらしいのですが、初っ端からシェアハウスでいきます。

一番の理由は食事です。私は小食な上に食べるスピードが遅い。

以前に1週間ほどホームステイを体験したことがあるのですが、

ホストファミリー達と食事の量やペースが全っっっ然合わなくて、

毎回「給食が食べ終わらなくて教室に残されている子」状態になっていました。

もちろん「量を少なく」という申し出はしましたし、マザーも応えてくれましたし、

ファミリーも「ゆっくり食べてね」と優しく言ってくれたのですが、

もう、なんか、それでカバーできる程度の問題ではなかったんですよ。

だから今回は「自分の食事は自分で管理する」という点に主眼を置いて、

自炊ができるシェアハウスを選びました。

絶対他の面でまた問題は出てくると思うのですが、

同じことで二度苦しむよりは良いかなと思いまして。

吉と出るか、凶と出るか、シェアハウス。

 

◇航空券◇

私はビザ無しで滞在するので、入国時に復路の航空券も持っている必要があります。

1年間有効の往復航空券を購入しました。

関西→羽田→バンクーバー→ビクトリア(復路は逆)

という経路で行きます。ANAです。

時期によっては関空バンクーバーの直行便があるようなのですが、

私の出発&帰国日が狙いすましたようにその期間外で…。

少々面倒ですが2回乗り継ぎです。仕方ないね。

ちなみに、私は日本の航空会社の方が何かと安心かなと思って

選ばなかったのですが、上記の羽田をマニラにする経路を取れば、

料金が少し抑えられるらしいです。フィリピン経由。

 

eTA申請◇

「電子渡航認証」といって、ビザ無しでカナダに入国する人は

事前にこれを申請しておかなければなりません。

詳しくはこちら→ http://www.cic.gc.ca/english/visit/eta-start-ja.asp

ネットで申請できて、費用は7カナダドル

申請フォームの記入方法を日本語で解説したサイトもあるので、

そこまで難しいものではないと思います。が、なんか知らんけど緊張する。

自分のメールボックスに申請完了の通知が来た時はホッとしました。

そしてeTAのことをすっかり忘れた頃になったある日、

クレジットカードの請求欄に謎の英語の人が現れて、しばらく悩みました。

「CITIZEN&IMM…」と書いてあったので、

シチズン…?時計…?わたし時計買ってないよ…?とか考えてました。

本当に。バカ。

 

◇キャッシュパスポート◇

滞在中のお金の管理方法についてですが、

私はキャッシュパスポートに申し込んでカードを作りました。

詳しくはこちら→ http://www.jpcashpassport.jp

日本にいる間にキャッシュパスポートの指定口座にお金を振り込んでおけば、

カードを使って向こうのATMから現金が引き出せる。

マスターカードも付いてるので、お店でクレジットカードのように

使うこともできる。というものです。

他にもマネパカードとか、色々なブランドがあるようです。

 

宝塚歌劇視聴環境の確保◇

これ大事〜。

PCを使って視聴するとか、ポータブルDVDプレーヤーを買うとか、

色々な方法があると思いますが、留学していると心がくじけそうな時、

何もかも上手くいかなくて泣いてしまいそうになる時が必ず来ると思います。

そんなときは、

「どんな壁もどんな崖もひとっ飛びさ」と励ましてくれるラスティーが、

「ためらわずに進めよ、疑わずにいけよ」と喝を入れてくれるパーシーが、

絶対に必要。心の拠り所はちゃんと確保しておきましょう。

私はPCがあればとりあえず大丈夫かな、という感じに整えました。

 

以上、ざっくりまとめました。

細々とした持ち物の準備はまだ全然していませんが、まだ大丈夫でしょう。

あ、でも一番の準備は英語学習です。おぅ…。

「アーサー王伝説鑑賞会」だけでは終わらない

宝塚市内に住むヅカオタの友人宅で、DVD鑑賞会をしました。

参加者は、友人と私の2人です。

本日は、

お昼ごはんを食べつつ「タカラヅカスペシャル2015」を流し見、

食後にじっくり「アーサー王伝説

の2本立て。

 

タカスペは各組の代表が集うとあってオープニングから華やかでとても良いですね。

叶うなら一度観に行ってみたいものですが、きっと一般人には手の届かない

プレミアチケットなのだと思います。

よく分からないけど聖杯グラールより手に入れるの難しいんじゃないかな。

ランスロットお願い、獲ってきて…!タカスペのチケット2枚。

スペシャルデュエットでちゃぴちゃんエリザに思いを馳せたり、

龍さんの亀を温かく見守ったり、

with客席のコーナーでは一緒に振付を踊ったりして楽しみました。

あの手を挙げて「ニューセンチュリー♪…キラキラキラキラ〜」とやる振付は、

自分が年を取って老人ホームのお世話になるようになった時に

デイサービスでやってほしいですね。

体操より折り紙より健康が増進されるはずです。

 

続いてじっくり「アーサー王伝説」。

これはどうしても生で見たくて私が東京まで行ってしまったやつです。

たまきちとちゃぴちゃんがベッドの側でイチャイチャするシーンや、

婚礼の儀で可愛い歌詞を歌いながらひたすら見つめ合うシーンは、

いいぞー!もっとやれー!という気持ちになるし、

ちゃぴちゃんのパントマイムはゾッとするほど上手いし、

ずた袋を引っさげて歌いながら登場するあーさは本当に美しくて見惚れるし、

メリアグランスさんめちゃくちゃ歌上手いけど

途中から目どうしたの…!?ってなるし、

美弥るりさんは妖艶な悪役がハマりすぎていて見事だし、

コップをカタカタする祝宴はもう可愛すぎて

あそこだけ6秒動画にしてエンドレスリピートしたくなるし、

最高です。

ちなみにお稽古シーンは、紫門ゆりやさんと下級生娘役さん(お名前が分からない

ごめんなさい…)が踊りに加わる前に舞台袖で会釈してるのが見所です。

可愛すぎる…。

 

DVD鑑賞を終えた後は、大劇場のキャトルへ遊びに行きました。

ここであらゆる商品を愛でて、ポストカードなどを購入して、お開き

…になるはずだったのですが、

もう夕方でほとんど誰もいない劇場内を出口に向かって歩いていると、

何やら音楽学校生がうろうろしています。…気になる。

彼女たちは走る時も両手は「気をつけ」の位置のまま、

足だけをサササッと動かして華麗に走って行かれるので、

なんだかその動きや佇まいにボーッと見惚れながら歩を進めていると、

バウホールの入り口に複数の生徒さん(と、大人の方)が!

 

生徒さん「文化祭のプログラム、販売は本日までです!いかがですか?」

私&友人「買います!!!!!!」

 

文化祭って何だろうとか、値段がいくらだとか、一切考えませんでしたね。

未来のタカラジェンヌがこちらを見て微笑んで「いかがですか?」と

物を薦めているのですよ、断れる人間なんていないでしょう。

ちょうどこの日バウホールで開催されていた103期生の文化祭のプログラムを、

文化祭を見てもいないのに購入しました。

こういう現象を脊髄反射と呼びます。

更にその後、横にいらしたスーツの大人の方が

「良ければ生徒たちと一緒にお写真、いかがですか?」と、まさかの一言を。

え!!!!そんな…!!!!!良いんですか!?!?!?

という訳で、未来のタカラジェンヌさん8名と私と友人とで、

1枚の写真に収まってきました。畏れ多すぎます…。

皆さん本当にお肌ツヤツヤで指先まで余すところなくお綺麗でした。

彼女たちは来年の春に入団することになる104期生だそうです。

ありがとう、ありがとう。私は全力で104期生を応援するぞ。

そしてこの写真1枚で向こう10年楽しめる。素晴らしい。

 

この一件で私も友人も本当に舞い上がってしまって、

「今のは何?…夢?……ちょっと、あれだ、あの、落ち着こう。」

ということで、近くのロッテリアに入りました。

チョコレートの飲み物か何か飲んだのですが、味の記憶はまるで無いです。

夢うつつのまま、さっき撮った写真を何度も何度も何度も見返して、

パンフレットに載っている103期生もチェックして、

結局落ち着くまでに小一時間かかりました。

音楽学校生と触れ合ってこの状態なのだから、

私はだいもんさんに会えた日には本当に全ての記憶が吹っ飛んでしまうかもしれない。

 

いよいよ帰りましょうか、となって

再び大劇場前を通りかかると、そこには人だかりが。

宙組さんの出待ちじゃない?

お、ちょっと、行こう。

サササッ(両手を「気をつけ」の位置において走っています。)

…誰が出てくるか分からないけどちょっとだけ待ってみようか。

でも、あれね、10分だけね。

ということで10分だけソワソワしていると、

 

トップスター、まぁ様登場。

 

色々な出来事によって時間的な帳尻が見事にちょうど素晴らしく合ったようです。

ただ私も友人も脳内のそういう物質が既に飽和状態だったので、

(そして出待ちにおいて騒ぐのはご法度なので)、

「まぁ様や…」「まぁ様やで…」「まぁ…」「ま…」

と小声で呟き続けていました。まぁ様…尊い朝夏まなと様…。

 

そして10分経ったので約束どおり駅の方向へ歩き始めると、

我々の横をまたスッと通りすがる人影が、あ、あ、あれは…

真風涼帆さん…。

「まかぜさんや…」「まかぜ…」「まk…」「ま…」

尊い…。尊いが過ぎる…。拝みたい…。

 

1日でこんなに色々と起こってしまって良いのでしょうか。

これから1ヶ月が「無」でも割に合うような、印象的で幸せな日曜日でした。

なぜ留学、なぜビクトリア

そもそもなぜ留学しようと思ったのか、

そしてなぜカナダのビクトリアを選んだのか、というお話です。

 

私は学生の頃からずっと

「自分の人生のどこかのタイミングで、しばらく海外に住んでみたいな〜」

という非常に漠然とした野望を持っていました。

でもそれは本当に、自分でもどこにあるか見失うくらい漠然としていたので、

結局特に何もせぬまま大学を卒業して運良く好きな仕事にも就けて、

のほほんと暮らしておりました。

 

しかしある日、ふとしたタイミングで、

「あ、そういえば私まだ「しばらく海外に住む」のやつ実行してないな。」

と気づいたのです。英語だって全然喋れない。

21世紀なのに。グローバルな時代に生きているのに。ウィーアーザワールド。

仕事もあるからアレだけど、とりあえず英語は喋れるようになりたいよな…。

私は、思い立った時の行動力に関しては割と定評があるので、

早速まずは英語だね。ということで英会話スクールに通い始めました。

(大手ではなく京都の小ぢんまりとした所です。お値段も良心的です。)

高校時代、英語のテストはいつも赤点スレスレで先生に媚を売って

なんとか難を逃れていた私ですが、改めて勉強してみると英語がとても楽しくて、

これは是非ぜひマスターしたいなぁと思うようになりました。

この心理状態と長年の野望が相まって、

自分の中で「留学」がいよいよ具体化する運びとなりました。

 

そうしたら次は行き先選び。

これに関しては英会話スクールの留学担当の方にも大変お世話になりました。

英語圏で、一応ワーホリも視野に入れて…となると、

イギリス、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド

あたりでしょうか。

まずイギリスは、ワーホリに当たるビザを取るのが至難の業だという

情報を得まして、あと物価がべらぼうに高いと聞きまして、

ハリーポッター好きだけど、今回はごめんなさい。

アイルランドは、実は1週間ほど滞在したことがありまして、

フレンドリーな国で良かったしアイリッシュミュージック大好きだけど、

生活するには「日本」の要素が少なすぎてしんどい気がして、ごめんなさい。

 

残るは3カ国。ここで私の嗜好をおさらい。

・暑さが苦手。とにかく苦手。この世で最大の敵は暑さ。

・インドア派。スポーツは嫌い。

・夏場ビーチで遊ぶのとか本当に興味無い。涼しい所にいたい。

・大都市よりも穏やかな街が好き。

・可愛い街並みが好き。道にお花飾ってあるのとか大好き。

・街にカフェやアートが根付いていると嬉しい。

・生活するにあたっては日本の要素(日本人がいる、日本食が手に入るなど)

 も大切。意地張ってても結局こういうの大切。

 

このあたりを留学担当者の方にもお話して何度か相談に乗ってもらって、

自分でもオーストラリア、ニュージーランド、カナダのガイドブックを読んだり

ネットで情報収集したり、グーグルアースで街を擬似散歩してみたりしました。

調べていくいく中で、一番自分の中でしっくりきた街が、ビクトリアでした。

その街で自分が暮らしている姿が一番想像できた、というか。

(ちなみに最後まで迷ったのはメルボルンです。)

街のサイズもコンパクトで、いたる所にお花が飾ってあって

全体的にきれいで穏やかでおっとりとした街。

…まぁ、もちろん実際行ってみて思ってたんと違う!となる可能性はありますが。

 

そんな感じで私は行き先をビクトリアに決めました。

英会話で一番よく話す先生がカナダ出身なので、

「ビクトリアに留学することにしたよ〜」と話したら、

「お、老後を過ごす街だね!」とのことでした。

なんか、本当に、そんな感じなのでしょう。きっと。

中日劇場 雪組公演『星逢一夜』『greatest HITS!』

言おうかな、言うまいか、お前が好き〜♪

(ソレ ソレ ソレ ソレ!)

 

再演の星逢一夜見たさに名古屋へ行ってしまいました。

日帰りです。高速バスで2時間半です。近い近い。

 

星逢の大劇場公演は見に行っていないのですが、

(その頃はまだ「だいもんさん」も知らなかったので…)

後になってDVDで見て、

見れば見るほど切ない物語に感情移入して泣きスポットが増えていき、

しまいには冒頭の無言で踊っているシーンを見るだけで涙ぐむという

とんだパブロフの犬状態になるほど大好きな作品だったので、

この度再演すると聞いて喜び勇んで見に行きました。

 

結果、実際に生の舞台で見ると

「涙ぐむ」だけでは済まず大泣きしてしまいました。

以下、書きたいシーンだけ殴り書きしていきます。

(完全に源太を贔屓しています。)

 

あとの展開を知っている側からすると、

「日本一の櫓を作ろ!」と歌っている時点で

その無邪気さがちょっと切なくなってきますね。

 

七夕祭りのシーンでは銀橋が無い代わりに客席降りがあって嬉しかったです。

笹を持っただいもんさんに目を見て「お前が好き〜♪」と歌われた人は

無事なのでしょうか。私なら以降の記憶を喪失する自信があります。

 

祭りの夜の土下座のシーンではウルッときます。

土下座自体も胸に迫るものはあるのですが、それより

物凄く間の悪いタイミングで晴興と泉に出くわしてしまった源太が、

泉を晴興に差し出す前に、泉に向ける、あの、微笑み。

あんなに優しくて悲しい微笑みを、私は知らない。

そもそも、お母ちゃんは「小心者だ」とか言ってますけど

源太は泉が晴興のことをずっと想っていることを分かっていたからこそ、

なかなか求婚しなかったのです。

晴興の結婚が決まったから、いよいよ、となったタイミングで、

あの微笑みからの土下座。

はぁ…。

 

母になってからの咲妃みゆちゃん、とても良いですね。

もちろん子供時代も可愛いけれど、あのくたびれ具合というか、

「苦労も多いし質素だけれど芯のある女性」を感じさせる歌声が良い。

 

水飴の件で泉の口から「ケン坊」の名前が出てきた瞬間の、

源太の表情の変化は見逃すまい、とオペラグラスで凝視しました。

雨の中での「子供らを見とれと言うたやろうが」も大好きです。

 

完全に涙腺が崩壊したのは、

一揆の時の源太のセリフ「俺たちは星を見る!」です。

「星を見る」は子供のころ晴興から教えてもらったことなのに、

それを掲げながら晴興に命懸けの戦いを挑むという、

苦しすぎる矛盾。逆らえない運命。

この辺でもう頬に涙が伝いまくっていたのですが、

私は晴興と源太が背中合わせで対峙するシーンの2人の表情も

オペラで見なければならないので、

でも涙で濡れた目にオペラを当てるとオペラも濡れて、

本当に、どうしてくれるんだ。

 

初演と再演で一番変わっていたのは晴興の故郷・仲間への想い、

そこからくる幕府への姿勢…だったはず。

これは今回の再演版の結末の方が自然な流れのように感じて、

しっくりきました。

 

DVDで見ていた時から何度も言っていますが、

全てが終わった後にもう一度子供時代のシーンを持ってくるのは反則です。

あそこで紀之介に「星、きれいじゃのー」と言われたら、

そりゃあ会場のあちこちからすすり泣きも聞こえてきますよ。

 

あぁ…最高であった…。

帰宅してすぐにDVDを見直しました。

星逢一夜の凄い所は、

悲しくて切なくて誰も幸せにならない物語なのに、

この上なく美しくてまた何度でも見たくなる所だと思います。

カナダでも見よう。できれば7月7日に見よっと。

 

 

長くなってきたのでGreatest HITS!はめちゃくちゃ手短にまとめますが、

お芝居とは打って変わって明るくとっても楽しかったです。

マンボの所は悪ふざけかと(失礼)、

いま私は一生分の光を見ているのかなと思うほどキラッキラで、

でもその光量に負けていないちぎさんの笑顔を見て、

トップスターは凄いなと思いました。

1階席後方で見ていたのですが、

雪組の皆さんがどんどん客席に降りて来てくれるのが嬉しくて嬉しくて。

地方公演の醍醐味はこれだな〜〜〜と思いました。

 

話は尽きませんが、この辺にしたいと思います。

 

 

さ、もう一度星逢のDVDを見よう。