シトワイヤン、行こう!カナダへ

宝塚歌劇を愛しながらカナダへ留学する人のブログです。

中日劇場 雪組公演『星逢一夜』『greatest HITS!』

言おうかな、言うまいか、お前が好き〜♪

(ソレ ソレ ソレ ソレ!)

 

再演の星逢一夜見たさに名古屋へ行ってしまいました。

日帰りです。高速バスで2時間半です。近い近い。

 

星逢の大劇場公演は見に行っていないのですが、

(その頃はまだ「だいもんさん」も知らなかったので…)

後になってDVDで見て、

見れば見るほど切ない物語に感情移入して泣きスポットが増えていき、

しまいには冒頭の無言で踊っているシーンを見るだけで涙ぐむという

とんだパブロフの犬状態になるほど大好きな作品だったので、

この度再演すると聞いて喜び勇んで見に行きました。

 

結果、実際に生の舞台で見ると

「涙ぐむ」だけでは済まず大泣きしてしまいました。

以下、書きたいシーンだけ殴り書きしていきます。

(完全に源太を贔屓しています。)

 

あとの展開を知っている側からすると、

「日本一の櫓を作ろ!」と歌っている時点で

その無邪気さがちょっと切なくなってきますね。

 

七夕祭りのシーンでは銀橋が無い代わりに客席降りがあって嬉しかったです。

笹を持っただいもんさんに目を見て「お前が好き〜♪」と歌われた人は

無事なのでしょうか。私なら以降の記憶を喪失する自信があります。

 

祭りの夜の土下座のシーンではウルッときます。

土下座自体も胸に迫るものはあるのですが、それより

物凄く間の悪いタイミングで晴興と泉に出くわしてしまった源太が、

泉を晴興に差し出す前に、泉に向ける、あの、微笑み。

あんなに優しくて悲しい微笑みを、私は知らない。

そもそも、お母ちゃんは「小心者だ」とか言ってますけど

源太は泉が晴興のことをずっと想っていることを分かっていたからこそ、

なかなか求婚しなかったのです。

晴興の結婚が決まったから、いよいよ、となったタイミングで、

あの微笑みからの土下座。

はぁ…。

 

母になってからの咲妃みゆちゃん、とても良いですね。

もちろん子供時代も可愛いけれど、あのくたびれ具合というか、

「苦労も多いし質素だけれど芯のある女性」を感じさせる歌声が良い。

 

水飴の件で泉の口から「ケン坊」の名前が出てきた瞬間の、

源太の表情の変化は見逃すまい、とオペラグラスで凝視しました。

雨の中での「子供らを見とれと言うたやろうが」も大好きです。

 

完全に涙腺が崩壊したのは、

一揆の時の源太のセリフ「俺たちは星を見る!」です。

「星を見る」は子供のころ晴興から教えてもらったことなのに、

それを掲げながら晴興に命懸けの戦いを挑むという、

苦しすぎる矛盾。逆らえない運命。

この辺でもう頬に涙が伝いまくっていたのですが、

私は晴興と源太が背中合わせで対峙するシーンの2人の表情も

オペラで見なければならないので、

でも涙で濡れた目にオペラを当てるとオペラも濡れて、

本当に、どうしてくれるんだ。

 

初演と再演で一番変わっていたのは晴興の故郷・仲間への想い、

そこからくる幕府への姿勢…だったはず。

これは今回の再演版の結末の方が自然な流れのように感じて、

しっくりきました。

 

DVDで見ていた時から何度も言っていますが、

全てが終わった後にもう一度子供時代のシーンを持ってくるのは反則です。

あそこで紀之介に「星、きれいじゃのー」と言われたら、

そりゃあ会場のあちこちからすすり泣きも聞こえてきますよ。

 

あぁ…最高であった…。

帰宅してすぐにDVDを見直しました。

星逢一夜の凄い所は、

悲しくて切なくて誰も幸せにならない物語なのに、

この上なく美しくてまた何度でも見たくなる所だと思います。

カナダでも見よう。できれば7月7日に見よっと。

 

 

長くなってきたのでGreatest HITS!はめちゃくちゃ手短にまとめますが、

お芝居とは打って変わって明るくとっても楽しかったです。

マンボの所は悪ふざけかと(失礼)、

いま私は一生分の光を見ているのかなと思うほどキラッキラで、

でもその光量に負けていないちぎさんの笑顔を見て、

トップスターは凄いなと思いました。

1階席後方で見ていたのですが、

雪組の皆さんがどんどん客席に降りて来てくれるのが嬉しくて嬉しくて。

地方公演の醍醐味はこれだな〜〜〜と思いました。

 

話は尽きませんが、この辺にしたいと思います。

 

 

さ、もう一度星逢のDVDを見よう。

今回ワーホリを選ばなかった理由

ワーキングホリデービザ、略してワーホリ。

実態はよく分からないけど名称だけは聞いたことがあるぞ

実態はよく分からないけど。

という方も多そうなこのワーホリ、

私もある程度長期の海外渡航を考えるにあたって

まずはじめに調べたのはこのビザについてでした。

 

調べれば情報はたくさん出てくるので詳細は割愛しますが、

ざっっっっっくり言うと、

「自分が選んだ国で1年間勉強しても良し働いても良し

ぼーっとしてても良しのビザ。あ、でも30歳以下の人しか取得できないよ」

というビザです。魅力的〜。そして若者向け〜。

 

そしてもう少し調べていくうちに、ワーホリで渡航する場合、

「最初の1〜3ヶ月は語学学校で勉強、残りの期間で就労(何なら最後は旅行)」

というスタイルが最も一般的であることも分かってきました。

 

ふむふむ。良いな。あ、でもさぁ…

と、ここで3つの考えが私の脳裏をかすめました。

 

1. 語学学校に3ヶ月通ってどこまで英語喋れるようになるかなぁ?

そんなもん己の努力次第だわ、と言ってしまえばそのとおりなのですが、

まず異国の環境に慣れるのにもそれなりの時間がかかるだろうし、

そうこうしているうちに今後の職探しもせねばならぬ、というのは、

色々なことが中途半端になりそうな気がして、ひとことで言うと、不安。

何よりの目標は語学力の向上なので、もう少し腰を据えて勉強したい気がします。

 

2. そもそも行った先が自分の肌に合うか分からなくない?

私は知らないなりに色々と考えて(この辺についてはまた後日)

行き先をカナダに決めたのですが、選んだ街が自分に合うかどうかは、

こればっかりは実際に行ってみないと分かりません。

そんな状態で、日本でするにもかなりのエネルギーを消費する職探しや

就労を前提としておく…というのが、どうにもリスキーな気がして。

もちろん海外で働くのはとても良い経験になると思うので、

機会があるならやってみたいのですが。

 

ここまで来てふと思いついたのが、

「まずは半年、語学学校で英語を勉強するために渡航

そのあと一旦帰国し、ワーホリビザが取得できたら、

働くなり何なりのために再度渡航。」

という方法。

(カナダは6ヶ月以内であればビザ無しで語学学校に通うことができます。)

これなら最初は勉強に集中できるし、カナダという国の様子を見ることもできます。

再びワーホリで渡航した時も、1年間をフルに使える。

何なら、最初の6ヶ月で諸々気に入らなければ再渡航は止めてもよい。

 

デメリットは、ワーホリで1年間行くだけよりも費用がかさむこと、

そんなに都合良くワーホリのビザが取得できる保証が無いこと、

渡航までの語学力の維持…といったところでしょうか。

 

しかし私は、それくらいのデメリットならどうにかするわい!!!

と言い切れるほど、この2分割渡航法にメリットを感じています。

それが、

 

3.2017年11〜12月の雪組大劇場公演は是が非でも見ねばならぬ。

ね、これは外せませんよね。

だいもんさん(望海風斗さん)と、あーさ(朝美絢さん)が

同じ雪組になって初めての大劇場公演ですよ。

私にとって夢の2人の共演ですよ。

そんなん地球上のどこにいてもチケットもぎ取って宝塚市まで駆けつけるわ。

 

私は2017年3月末で仕事を退職し5月から渡航予定なので、

向こうで半年間(厳密には24週間)語学学校に通うと、

10月末に帰国することになります。

雪組に間に合う!完璧なスケジュール!!!

ちなみに同じ時期に梅芸ではレディ・ベスもやっている、これも見たい!!

「え、そんなことで渡航の計画変えるの…?^_^;」

とか言う人は黙っていてください。

私はそんなことで渡航の計画を変えます。

 

と、いうわけで、

私は先々のワーホリも視野に入れつつ、

半年間の語学留学の準備をしております。

はじめに

はじめまして。「ぴた」と申します。

最初の投稿なので自己紹介と、このブログの概要説明をしたいと思います。

 

私は1988年生まれ、京都府在住です。

2015年に宝塚歌劇団月組の「1789〜バスティーユの恋人たち〜」を

観劇したことがきっかけで、宝塚の沼に転がり落ちました。

以後、DVD鑑賞や観劇を続けることによって沼の深み深みへと歩を進め、

現在は右足を望海風斗さん、左足を朝美絢さんにガッチリと掴まれた状態で、

心地良く沼の中で暮らしています。這い上がることは不可能です。

 

そんな私がある日、半年間の留学を決意しました。

留学の動機などについてはまた機会があればお話するとして、

2017年5月から10月末まで、カナダのビクトリアで語学学校に通う予定です。

 

このブログでは、

出発までは、留学準備のことや宝塚のことやその他どうでも良いこと、

留学開始以降は、海外生活のことや宝塚のことやその他どうでも良いことを、

書くのが嫌にならない範囲で綴っていければ、と思っています。

楽しんでいただけるような、お役に立てるような内容にする自信は

特にありませんが、ズブズブに何かにハマっている人間が

海外で暮らすとどうなるのか、観察していただければ幸いです。

 

よろしくお願いいたします。