シトワイヤン、行こう!カナダへ

宝塚歌劇を愛しながらカナダへ留学する人のブログです。

気づけば3ヶ月

前に「1ヶ月ごとに振り返りの記事を書くと良いかもしれませんね」

みたいなことを自分で言っておきながら忘れていました。

完全に3ヶ月過ぎています。留学生活もとっくに後半戦に突入しています。

 

この1ヶ月はバンクーバーへ行ったり、ボランティア活動を開始したり、

授業の付いて行けなさに割と本当に落ち込んだり、

友人夫妻がビクトリアに来てくれて楽しい時間を過ごしたりと、

なかなか盛りだくさんだったような気がします。

 

日本から友人が来てくれた話題をもう少し引きずりますが、

彼女と過ごす中で、カナダにいる自分をちょっと客観視できた

瞬間がありました。回数で言うと2回ありました。

まず1つ目は、会話の中で友人から

「カナダに来て一番大変だったことって何?」と聞かれた時。

私これに即答できなかったんですよね。

考え込んだ挙句「学校での人間関係かな…?」みたいなことを

言ったのですが、学校での人間関係が大変なのって多分日本でも同じはず。

(あ、別に友人間でトラブルがあるとかではないですよ。

ただ、どうしても合う子合わない子がいるので、合わない子と一緒に

毎日授業を受けないといけないのが嫌だな、とかそういう話です。)

もしこれが渡航して1週間後に同じ質問をされていたら、

「お米がどこに売っているかわからない!風呂に湯船がない!

バスが時間通りに来ねぇぇぇぇ!!」

など勢いよく色々挙げられていたのかもしれません。

でも、こういうカルチャーショック的な大変さには幸い割と短期間で

慣れることができていて、結局最後まで残る大変さというのは、

自分の性格に起因するものなんだなと感じました。

日本で苦労していたことはカナダに来ても同じように苦労する。

 

2つ目は、友人とお別れする時。

そりゃ寂しいから「あぁ楽しい時間が終わってしまうねぇ…

日本に帰ったら仕事始まるねぇ…嫌だねぇ…」等と言い合っていたのですが、

そのとき私「明日からまた日常に戻るのかぁ…あぁ…」と言っていて、

そこで自分がもう完全に「カナダ」を「日常」と見なしていることに気づきました。

その日常が嫌なわけではないのですが、なんというか、

あ、もうハレの日じゃなくなってるな…と。

いつ来るか分からないバスを待ちぼうけて、

物凄い数のカモメの鳴き声を聞いて、

4リットルの牛乳が置いてあるスーパーへ買い物に行くのが、

今の私の「普通」になっているようです。

(あ、4リットルの牛乳は買いませんよ。デカすぎる。)

今なら逆に、日本のスーパーの陳列棚を新鮮な気持ちで見られる。

そんな気すらします。

この心境の変化は、今まで実家を出たことがなかった私にとっては割と発見でした。

たとえ海外であろと、しばらく住めば生活は整ってくるもんだな、という。

とはいえ、もっと長いスパンで見ればこの半年間の留学は、

人生におけるハレの日ゾーンだと思うので、

この「普通」を楽しみながら後半戦もやっていければと思う次第です。