留学前の勉強の大切さ
私はまだまだ流暢に英語を話すことはできないけれど、一応、
街中にある英語(看板とかお店のメニューとか食品表示とか)は読める、
言われたことは大体理解できる(2〜3回聞き返すことはあるけど)、
自分の疑問や思っていることも人に伝えられる、
という程度には語学力を上げてからカナダへ来ました。
これがですね、本当に、本当に、本っっっ当に良かったと思っています。
初めての海外生活で生活環境が激変した中でも
学校の授業が楽しめて、現在他に日本人がいないシェアハウスでも
概ね快適に過ごすことができているのは、
手前味噌で恐縮ですが、事前の英語学習の賜物だと思います。
ただでさえ精神に負荷がかかる状況で
「全く言葉が理解できない」というのは、想像するだけで怖い…。
留学すれば、知識ゼロからでもある程度は伸びるのかもしれません。
そして国内で勉強を続けているより上達は早いはずです。
でも、ちょっと嫌味なことを言ってしまうけれど、
それで「英語が上達した!」と言っている人の
その「上達」の半分くらいって、日本にいる間に
自分で習得できたのでは?と思ってしまいます。
人が留学する目的は語学力の向上だけとは限らないから、
全く話せない状態で飛び出す人を否定するつもりはないけれど、
それでも、文法規則を確認する、語彙を増やすなど
自分でできることは予めやってから挑んだ方が、
現地での勉強はより高レベルな、有意義なものになるのだなぁ〜
というのが実際に留学してみての最初の感想です。
…と、まぁなんだかちょっと偉そうことを書きつつ、しかし私も
これは日本で頭に入れてから来るべきだった…と後悔していることはありまして。
それは、文法用語の英語名です。
subject、verb→この辺は問題ない。
present progressive→意味は分かるけど英語での言い方に慣れない。
subordinating conjunction→え、何?何それ?聞いたことない!無理!!!
初日の授業で(たぶん皆は前日からの続きだから)
「さぼーでぃねいてぃんぐこんじぇんくしょん」が前提の知識として
扱われた時、私の頭の中で静かにお焼香が上がりました。
帰宅後速やかに文法書を開いて蘇生しました。
ifとかwhenとかの従位接続詞か、なんとなく分かった。
英語で英語を習うのだから、文法用語も英語で登場して当然です。
落とし穴はどこにあるか分からない……。